静岡経済研究所様の調査月報 2021.6月号に、高付加価値清掃モデルをお手伝いさせて頂いた「㈱竹屋旅館」様が掲載されました。今回の特集は、「DXに取り組む中小企業」という事で、高収益を生む為のデジタル活用効率化を取り上げて頂いております。
「デジタルはあくまで手段であって、ビジョンではない」あくまで「従業員一人ひとりに目的をちゃんと浸透させる事が成功の秘訣」と記事にもあるます。まさにその通りで個々の従業員と向き合って、お客様の声と徹底的に向き合って、何をやる事が、自分達の目的なのかを追求した結果、様々な効率化デジタルツールを施設に合わせて最適化する作業の繰り返しでした。
中小ホテル旅館では、いまだに紙のタイムカードを手計算している施設がたくさんあります。転記作業のオンパレードや、情報共有に引継ノートを使って、いつまでたっても情報が共有されないなんてことも多い。ホテル旅館の現場スタッフは、本当にがんばり屋さんが多いです。みんな何となくこの作業時間がかかるな、大変だなって思っているのですが、辛抱強くルーティーンを行う。がんばり屋さんが多いほどやり方を変える事に苦労しました。ましてやDXですから。DXというよりも、最初はITの有効活用だと思います。
大事なことは、なぜこのツールを使うのかをちゃんと理解してもらう事と、
いくらいいツールでも現場で使われない複雑なものは意味がないという事でした。
今の世の中便利なツールはいくらでもありますし、簡単なツールなら自分達で作る事もできます。ただし、それがすんなりスムーズにいく事ばかりではなく、ツールを調整したり現場スタッフを調整したり。どうにかして上手く現場に馴染ませる。慣れてくると人間進歩も止まるので、また次の課題に対してアップロードするの繰り返しです。